2004-12

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Book

愉楽の園 宮本輝 

 同じ筆者の本を続けて読むのは久しぶりです。なんとなく手に取っていました。読後感は不思議な味わいといったらいいのでしょうか。 舞台はタイの首都バンコクです。今までタイを舞台にした本は、三島由紀夫の作品『暁の寺』だけしか読んでいません。 そう...
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無名 沢木耕太郎 

 前から読みたいと思っていた本でした。 今、読み終わって心の中があたたかいのを感じます。父と子の愛情というのはこういうものなのかなあとしみじみ考えました。特に男親と男の子の関係がみごとに描かれています。 筆者の文章はいつも的確で無駄がありま...
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ヴェネツィア私のシンデレラ物語 チェスキーナ洋子 

 世の中にはこんなこともあるのだなあとしみじみ感じさせてくれる本でした。タイトルの通り、まさにシンデレラ物語です。芸大を出たばかりの女性が、ハープの勉強をしたいという一心で、イタリアへ留学します。 当時はまだイタリア政府の給費留学生になるく...
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フィレンツェの高校生 山下史路 

 著者の本は以前にも読んだことがあります。お子さんがふとしたことで、イタリアへの留学を決意した経緯などから書き出されています。 英語圏とは違って、留学援助団体なども少なく、とても苦労したようです。結局、息子さんと2年間、フィレンツェに住んで...
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破線のマリス 野沢尚 

テレビ朝日のニュースステーションのイメージが随所にでてきます。著者は現役のシナリオライターです。この作品で第43回江戸川乱歩賞を受賞しました。 報道局のニュース番組で映像編集を担う女性が主人公です。以前に比べてニュースもスピードが要求されて...
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花の降る午後 宮本輝 

宮本輝はやはりストーリーテラーだなとしみじみ思います。ぼくが好きなのはなんといっても『泥の河』です。この作品の持つ哀しみは、ほかにはないものだと思います。 さて随分昔に書かれた作品を今回手にしたのも偶然のことでした。舞台は神戸。そこへ若い女...
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