2006

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渋谷 藤原新也 東京書籍 2006年6月

 彼の本を読むのは本当に久しぶりのことです。『全東洋街道』や『インド放浪』『東京漂流』を読んだのは多分20年以上前だったと思います。フォーカスが彼の写真をとりあげ、大きな話題になったことがありました。あれはまだ創刊して数ヶ月後のことだったと...
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司馬遼太郎全講演 司馬遼太郎 朝日新聞社 2004年9月

やっと全5冊を読み終わりました。毎朝の通勤時間に読むのが楽しみでした。なんといってもその魅力は彼の博識につきます。さらにはそれぞれの郷土に対する深い敬意の念、さらにはたくまざるユーモアでしょうか。 この講演集は彼が生涯に行ったものの全てだと...
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グラミン銀行を知っていますか 坪井ひろみ 東洋経済新聞社 2006年2月

今年のノーベル平和賞に輝いたムハマド・ユヌス氏のことは多くの人が知っていることと思います。随分報道もされました。日本をつい最近訪れたということも聞いています。 彼のことはエッセイにも書きましたが、もう少し銀行の内情が知りたくて、この本を読ん...
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福翁自伝 福沢諭吉 岩波書店 1983年11月

 久々にすごく面白かったです。へたな小説を読むくらいなら、こちらの方が数段愉快です。というか、こういうものを今読めるということは本当に幸せなことだと思います。 福沢諭吉といえば、紙幣になったり、慶応義塾の創始者としてのいかついイメージがあり...
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絶望の授業 柄本明 中央出版 2003年10月

 面白いタイトルだと思い、手にとりました。絶望をどう授業の中に取り入れるかなどと考えたことがなかったからです。 この本はNHKで放送されている「ようこそ先輩」の中で、俳優、柄本明が行った授業をそのまま収録したものです。小学生たちにとって、こ...
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震度0 横山秀夫 朝日新聞社 2005年7月

 警察の内幕物を得意とする筆者の本を『第三の時効』に続き読みました。新聞記者をしていたという経歴がなければ、やはりこうした類の小説は書けないだろうと思います。 実に人間臭いどろどろした組織だなというのが、毎回読後の感想です。『第三の時効』で...
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新聞記者司馬遼太郎 産経新聞社編 産経新聞社 2000年2月

 司馬遼太郎がかつて新聞記者だったということは、誰でも知っています。しかしその彼がどんな経緯で記者になり、どのような記事を書いていたのかということはあまり知られていません。 この本は彼が長い間していた仕事の内容を、元同僚に訊ねながら書き取っ...
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ジャズと生きる 穐吉敏子 岩波書店 1996年10月

 著者は今や日本を代表するジャズ演奏家、作曲家です。しかし現在の地位を得るまでにさまざまな苦難がありました。満州での出生から、戦後日本へ帰還するまでの道のりは多くの人がよく語っています。全く似たような事情であったようです。 比較的に恵まれて...
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四つの嘘 大石静 幻冬社 2005年8月

筆者はNHKで現在放送している大河ドラマの脚本を書いています。元々、二兎社という二人だけの劇団の出身です。かつて「パパのデモクラシー」という芝居を見た記憶が残っています。懐かしいです。 その後、永井愛と彼女はそれぞれ独立。現在に至っていると...
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尊属 松本清張 新潮社 1982年9月

尊属殺人という表現を昨今耳にすることはなくなりました。これは自分から見て親などの親族関係をさすそうです。ちなみにその反対は卑属です。ものすごい表現ですが、こうした言葉の背後には儒教の道徳が色濃く反映されているようです。 今まで、尊属殺人は大...
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