根多帳

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ここに掲載したのは相当に不思議なメンバーばかりの根多帳です。普段の寄席じゃ考えられないね。
たまにはこういうのもいいでしょう。
前座は大変です。次々と書き込まなくちゃいけないしね。
噺のタイトルがわかんない時は、先輩に訊くしかありません。

最初にあんまり大きな字で書くと、あとが足りなくなります。そこいらをうまく案配しないと。
どうしても余ったら、「大入叶」と書いておけばよろしい。
それなりに恰好がつく。
やっぱりトリをつとめた師匠の名前はちょっと大きめに。
それが礼儀というもんです。

相撲取りの番付表だって、最初の方は糸とんぼみたいだ。
それでも載ればうれしい。
昨今はあんまり新弟子が多すぎて、1年も待たないと寄席にも入れず、前座修行もできないとか。
ひとりで緞帳をあげて、柝を打ったなんてのは、今や夢ものがたりなのであります。
それにしてもヘンなメンバーだ。

これなら噺がつくということもなく、勝手にみんな好きなようにやれます。
そういう意味では誠に気が楽だ。
普通なら、与太郎噺が一つでも出たら、もう後の演者はやれないしね。
たまにぼおっと根多帳を見て高座にあがり、前の人とまったく同じ噺をして、真っ青になったなんて笑えない話もございますそうで…。

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