2012

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落語

円生と志ん生

円生が辻萬長、志ん生が角野卓造。いいコンビです。 初演が2005年。こまつ座はいうまでもなく、井上ひさしの芝居しかやりません。というか、そのためにできた劇団です。 ぼくも随分この劇団の芝居は見ました。稽古場にも何度かお邪魔しました。 そこの...
落語

お練り

歌舞伎や落語など、伝統芸能の役者、演者が襲名披露や宣伝のために、関係者と一定の距離を練り歩くことをお練りといいます。 噺家では林家正蔵師匠が襲名披露の時、浅草を練り歩きました。 さて今回は十一代目桂文治師匠。 つい先日まで桂平治を名乗ってい...
落語

しくじり

いい言葉です。なんとなく情緒がある。もっともしくじったご当人はそんなに暢気な気分じゃいられないでしょうけど。 噺家のしくじりは、それはそれはさまざま。 一つ一つあげていたら、キリがない。 最悪の場合は破門です。 おまえはそれほど大きなしくじ...
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落語

演芸雑誌

演芸に関する雑誌はいろいろあります。でも随分潰れちゃいました。 深川書房なんてとこから出ていた「落語界」というのはちょっと古いかな。 ぼくがある雑誌の編集部に就職の依頼でお邪魔した時、机の上にさりげなく置いてありました。 知り合いがここの編...
落語

どうやって噺を覚えるのか

昔は三遍稽古といって、師匠が目の前で三回同じ噺をしてくれたのだそうです。 それを弟子は必死で覚え、四度目には演じてみせたとか。 勿論、テープレコーダーなんてありません。あっても許されなかった。 でも、そんなことができるのかなあ。 できるんで...
落語

師匠

噺家になるには、なにがなんでも真打の師匠に入門しなくちゃいけない。これが一番難しいのです。 というのも相撲の世界と違って、スカウトというのがないからです。 つまり頼まれてなるんじゃない。 最初、これでものになるのかなあなんて首をかしげていた...
落語

素人と玄人

8月の半ばに出たばかりの本です。3人がそれぞれにいろんな話をしています。 あんまり人に聞かれたくない内輪話も喋ってますね。 さてその中で、プロとアマチュアはどこが違うのかというテーマで語り合っているところがなかなかのものでした。 ずばりどこ...
落語

落語の世界を漫画にすると…

落語の世界を漫画にしたものもたくさんあります。かつての一番人気は『寄席芸人伝』でした。 これには、実在の人物をモデルにしたんじゃないかと考えられるものもあります。長期間にわたって、よく売れました。芸人一人一人にスポットライトをあてています。...
落語

協会分裂

昭和53年の協会分裂騒ぎから35年近くの年月が過ぎました。 当時を知っている人も随分減ったのかな。 しかし後遺症はいまだに残っています。 というより、そんなことはもうどうでもいいのかもしれません。 とはいえ、当事者達にはさまざまな思いがある...
落語

一之輔、高座に…

21人を抜いて真打になったばかりの春風亭一之輔が8月に本を出しました。 そのタイトルも『一之輔、高座に粗忽の釘を打つ』という一風かわったもの。 さっそく読んでみました。 前半は、50日間の真打ち披露の様子です。 幹部連中の挨拶にはじまって、...
Book

日本を降りる若者たち 下川裕治 講談社 2007年11月

日本は暮らしにくい国になってしまったのでしょうか。この本を読んでいると、タイの首都バンコック、カオサンロードと呼ばれる安宿街に寝泊まりする彼らの生態がよく見えてきます。 日本で2ヶ月くらい働き、残りの10ヶ月をタイで遊んで暮らす。そんな彼ら...
落語

前座

今や、前座という言葉はどこでも通用する。噺家になるにはどうしても通らなければならない通過儀礼みたいなもんか。 いいかげんなぼくなぞには、とてもできません。 すぐにしくじって破門でしょ。 昔は出世をすると、収入が減るのでむしろ降格をしてもらい...
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