よしみつこ

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ご存知Ustream「よしみつこ」のお話です。
向かって右側が亡き古今亭志ん五師匠のおかみさん、よしみさんと、左側が立川左談次師匠のおかみさん、みつこさんです。
ふたりあわせて、よしみつこというわけです。
毎週二人でああでもないこうでもないとお喋りを繰り広げます。
すでに104回目の放送が終わりました。

ここにあげたのは記念すべき100回目の放送の様子です。
真ん中に座っているのは、昔昔亭桃太郎師匠。
いろんな話を披露してくれました。

今回のテーマは志ん朝師の思い出話。
今までで一番の噺家は誰か。それは古今亭志ん朝だったというのが、彼の意見です。
とにかく明るくて、噺がうまい。着物の着こなしがみごとだった。粋な江戸っ子を絵に描いたような人だった。
これからも志ん朝を抜く噺家は出ないだろうというのが、桃太郎師匠の意見です。

小三治もうまいけど、スター性という意味でいったら、志ん朝には勝てない。
野球でいえば長嶋がそれにあたるという指摘です。
落語協会の某師匠が、おれは志ん朝を抜いたと言ったとか言わないとか。
ふざけちゃいけないよ、まったく。
そんな話も百白かったです。

目の前で志ん朝のすごさを見た志ん五師は仕方なく与太郎噺を深め、志ん駒はヨイショになったというのがよしみさんの意見です。
さらに馬生の暗さ、隠してはいたが志ん生の暗さに比べて、とにかく根っから明るかった志ん朝の話が印象的でした。

夫でもある志ん五師匠を本当に愛していた奥様の気持ちが、毎回画面を通じて痛いほど伝わってきます。
古今亭は今年も志ん馬師をなくしました。
その彼の死について、よしみさんはブログにこう書いています。

志ん朝師亡き後、宴会をやる我が家に一番来た弟弟子だった。
奥さんと二人で、志ん五の誕生日、お正月、イベント、私のライブにも沢山来てくれた。
麻雀もメンバーが足りないと何もなければすぐに駆けつけてくれた。
娘が入院した時もすぐに来て心配してくれた。
志ん五の3回忌の時は司会も手伝ってくれた。
色々な事を嫌がらずに付き合ってくれた志ん馬さん。
早すぎだよ~。

悲しみがストレートに伝わってきます。
お暇な方は一度覗いて見てください。
毎回、二人で志ん五師の遺影に向かって手を合わせてから、この番組は始まるのです。

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