円窓

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鎌倉明月院の円窓はみごとです。こういうのを借景というのでしょうか。
風景をそのまま窓から見るというだけでなく、風景の中に切り口を入れてしまうというところがすごいと思います。
どこからこのような発想が出てくるのか。

明月院といえば紫陽花が有名ですけど、それだけではない。紅葉の季節もすばらしいです。人の心を静かにさせる何かが、ここにはある。それがなんであるのか、ぼくなぞにはわかりません。しかしあえていえば、人が作ったものを置かないということなのかも。
みながみな朽ちていくのです。そのことがどれほど人を安心させることか。
旅人である、ものと人と、そして旅人である季節…。

月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。
芭蕉のこの言葉は重いです。

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