2003-09

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Book

ザンビア通信 沼崎義夫 

著者はJICAの医療協力専門家として派遣されたウィルス学者です。実はぼく自身、ザンビア大学を訪問した時、お目にかかったことがあります。本書はアフリカの医療最前線で長い間働いてきた人ならではの、内容にあふれています。エイズ患者が20%を超える...
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海辺のカフカ 村上春樹 

『1973年のピンボール』『風の歌を聴け』でデビューして以来、この作家とは、随分長くつきあってきました。ほぼ同じ世代に属しています。『ノルウェイの森』『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』あたりまでは、かなり熱心に読んだ記憶がありま...
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映画と私 羽田澄子 

映画監督、羽田澄子さんが自分の撮った作品の解説をした本です。偶然のように岩波に勤めることになった経緯、その後羽仁進の元で助監督をした後、はじめて独り立ちしてメガホンをとるあたりの話は、大変面白いです。それまでの映画とは違う、自分で納得した記...
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喜劇人に花束を 小林信彦 

本棚の奥から引っ張り出して再読しました。このところ、喜劇に対する興味が尽きません。元々、ぼくの資質の中にそうしたものを好む傾向が強いものと思われます。登場するのは植木等、藤山寛美、伊東四朗です。なかでも一番興味があったのは、ぼく自身の血とは...
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顔 横山秀夫 徳間書店 

著者の小説はこれで3冊目です。『動機』に続いて『半落ち』。この『半落ち』という作品は、その設定に少し無理があるのではないかと感じました。脊髄液の移植というテーマはかなり医学的にも、問題があったようです。今回は婦人警察官が主人公です。犯人の似...
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