チョイ住み

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今までに何回か見ています。
どれくらいの回数オンエアしてるのか、よく知らないけれど…。
ちょっと住みたいという気分がいいですね。
以前、フィレンツェの時のはとっても楽しかった。

今回はマレーシアでした。
今までで一番面白かったです。
現地で会うまで、誰と一週間暮らすのかも知らされないというのは不安に違いありません。
そこが今までとは全く違うところでした。

クアランプールの街の中心部。
34階建て高層アパートの30階。
3つもダブルベッドのある広い部屋。
広さが全部で147平米。
バルコニーからの絶景。
1泊日本円で9900円。

すごく新鮮なシチュエーションです。
今までのように、安いマンションを借りて番組を一気に作りあげてしまうというやり方からは、完全に抜け出ていました。

登場したのは、2人ともぼくの知らない人です。
浜田陽子とチョーヒカル。
年齢層も適度に違って、むしろよかったのかな。

料理研究家がからむと、つい献立と食事がメインの番組になってしまいがちです。
しかし今回はそんなこともなく、2人の人柄が前面にでました。
互いに人見知りだということもわかり、そこから理解し合うことの難しさも滲み出ていました。
特に若いチョーさんの成長ぶりが際だっていたように思います。

自分を前面に出して表現するということに、ためらいを感じなくなっていく様子に引き込まれました。
それには多民族国家、マレーシアの持つ多様性が大きく絡んでいるようにも思えます。
マレー人、インド人、中国人がごく普通に一緒に暮らしている不思議な国です。

宗教も文化も全く違う人々が、同じ場所で共生していくために、何を必要としたのか。
ぼくもかつてマレーシアに1週間ほど滞在し、イスラムの人の家に泊めてもらったことがあります。
あの時の柔らかな人々の気分がよく画面から出ていました。

チョイ住みというのは、どこかに少し住んで、楽しく暮らすということではなく、むしろそこに個性の違う2人の人間を配置して、魂のドラマを見る番組なのかもしれません。

異国にほんのわずかの期間だけ住んでみたい気がします。
人と風土の中に寛容の心があれば、きっと楽しい時間になるのではないでしょうか。

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