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顔 横山秀夫 徳間書店 

著者の小説はこれで3冊目です。『動機』に続いて『半落ち』。この『半落ち』という作品は、その設定に少し無理があるのではないかと感じました。脊髄液の移植というテーマはかなり医学的にも、問題があったようです。 今回は婦人警察官が主人公です。犯人の...
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すべては一杯のコーヒーから 松田公太 

筆者はコーヒー店「タリーズ」の取締役社長です。父親の仕事の関係で、セネガル、アメリカ生活の後、日本に戻りました。 その後、三和銀行に就職したものの、どうしても事業を展開したく、数年で退職します。 やはり日本以外の土地で長く生活していたことが...
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坂本一亀とその時代 田邊園子 

副題に「伝説の編集者」とあります。まさに坂本一亀は従来にないタイプの編集者でした。彼が河出書房にいる間、発掘した作家の名前をあげれば、そのことがよくわかるはずです。 三島由紀夫『仮面の告白』、小田実『何でも見てやろう』、高橋和巳『悲の器』、...
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テレビの黄金時代 小林信彦 

月刊「文藝春秋」に連載していた時から、楽しみに読んでいました。今度まとまった形で読みなおし、今さらのように草創期のテレビはすごかったという印象を強くしたものです。 一言でいえば、この時期のテレビにはたくさんの強者がいました。日本テレビの井原...
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定年、気がつけば二人旅 吉武輝子 

評論家、吉武輝子がある時、豪華客船上で行われた講演会に講師として招かれます。タイトルは「定年後の夫の生き方、妻の生き方」というものでした。 そこに集まったのは定年を間近にした360人の夫婦。これはその時出会った多くの人々の軌跡を描いたルポと...
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光の教会 安藤忠雄の現場 平松剛

建築家、安藤忠雄が大阪茨木市に建てた「光の教会」はあまりにも有名です。中央の壁が十字に切られ、そこから外光が漏れて入ってくるのです。 この建築プランを作り出し、それを実際に施工するまでの様子をドキュメントにしたのが、この本です。 本当に低額...
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中学生・高校生の生活と意識調査 

サブタイトルに「楽しい今と不確かな未来」とあります。これはNHKが5年ごとに行っているアンケートを分析し、解説した本です。 ゆとりの時間が導入され、生徒の学習時間は確実に減少しています。しかし多くの生徒達は学校が楽しいといいます。 先生の体...
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親父の出番 鳥越俊太郎 

親子の関係が今ほど難しい時代はありません。かつては家の周囲にコミュニティがあり、誰かが子供達をみていました。 また社会の価値観も明確にあり、貧しいながらも道徳は厳然として存在していたのです。 しかし現在、親たちは子供の教育にそれほど強い自信...
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フリーターという生き方 小杉礼子

フリーターという言葉は1980年代後半、アルバイト情報誌「フロムエー」によって作られ、広められた言葉です。 今では誰もが、ごく普通に使っています。しかしその内実を調査した本はそれほど多くありませんでした。筆者は日本労働研究機構の研究員です。...
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学校を救済せよ 尾木直樹 宮台真司 

今から5年も前に書かれた本であるのに、少しも古さを感じさせません。というより、問題は今日あらゆる場面で、もっと先鋭な形をとっているような気がします。 いじめ、不登校、内申書、制服、校内暴力、親、教師の問題などを、あらゆる角度からとりあげてい...
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