2004-06

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Book

アジア熱 中上紀 太田出版 

中上紀の作品を読んだのは初めてです。しかしこの人の中に宿った血を何度も感じました。 父親は中上健次です。そのことを誰よりも深く感じているのは、やはり彼女自身でしょう。この作品はアジアについて書かれたものです。 著者が自分の足で歩いたアジアの...
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日本語の… 鶴見俊輔他 

正式な本のタイトルは『日本語の新しい方向へ』というものです。 熊本子供の本の研究会20周年記念に、詩人の大岡信、谷川俊太郎、覚和歌子、評論家、鶴見俊輔などを招いて行ったシンポジウムをそのまま、収録した本です。6時間半にわたる長い催しにもかか...
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ニッポンの男たち ミュリエル・ジョリヴェ 

副題にフランス女性が聞いたホンネの話とあります。筆者は上智大学で東洋学を教えている女性です。 この本のおもしろさは、筆者が直接インタビューして、さまざまな経歴の男性から、会社、夫婦、父親、性などの話を聞いた点にあります。 とくに興味深かった...
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百の旅千の旅 五木寛之 

五木寛之の本は高校時代から読み続けています。あの頃は『ソフィアの秋』『内灘夫人』などという小説が好きでした。ほとんど、当時の著作は読み尽くしたといっていいと思います。 それだけぼくにとっては親しみのある作家です。今回もこのエッセイを読みなが...
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