Book 寄席末広亭 冨田均 このところ落語関係の本を以前にもまして多く読んでいるような気がします。なぜでしょう。江戸文化に対する憧れが強いのかもしれません。自分の出自を考える時、どうしても江戸的なものにぶちあたるからでもあります。さて末広亭はぼくにとっても懐かしい場... 2007.03.21 Book
Book 故なくかなし 辻井喬 辻井喬は詩人です。この本を読んでいると、しみじみそう思います。言葉を紡ぎ出すことに対して、実に厳格なまでの凛とした態度を持っています。18の短編が並べられています。そのどれもが有名な俳句の言葉に喚起されたイメージから成り立っているのです。い... 2007.03.16 Book
Book 北のまほろば 司馬遼太郎 このところ、司馬遼太郎の『街道をゆく』を月に2冊くらいのペースで読んでいます。全部で何冊あるのでしょうか。読了までに数年はかかると思います。『本郷界隈』とか『沖縄、先島への道』など、そのタイトルだけからもう風景が匂い立ってくるようです。そ... 2007.03.01 Book