Book 女性の品格 坂東眞理子 先刻、本屋さんで立ち読みをしてきました。何気なく読み始めたら、あっという間に最終章でした。 タイトルは『女性の品格』。著者は昭和女子大学副学長の坂東眞理子さんです。おそらく藤原正彦の大ベストセラー、『国家の品格』に関連づけてネーミングされた... 2007.05.01 Book
Book クライマーズ・ハイ 横山秀夫 この作家の小説は比較的に読んでいる方だと思います。警察の内情を描いた作品が多いのですが、この小説は彼が昔在籍していた上毛新聞をイメージして書かれたもののようです。 群馬県下の新聞である北関東新聞の社会部を舞台に話は進んでいきます。偶然のよう... 2007.04.01 Book
Book 寄席末広亭 冨田均 このところ落語関係の本を以前にもまして多く読んでいるような気がします。なぜでしょう。江戸文化に対する憧れが強いのかもしれません。自分の出自を考える時、どうしても江戸的なものにぶちあたるからでもあります。 さて末広亭はぼくにとっても懐かしい場... 2007.03.21 Book
Book 故なくかなし 辻井喬 辻井喬は詩人です。この本を読んでいると、しみじみそう思います。言葉を紡ぎ出すことに対して、実に厳格なまでの凛とした態度を持っています。 18の短編が並べられています。そのどれもが有名な俳句の言葉に喚起されたイメージから成り立っているのです。... 2007.03.16 Book
Book 北のまほろば 司馬遼太郎 このところ、司馬遼太郎の『街道をゆく』を月に2冊くらいのペースで読んでいます。全部で何冊あるのでしょうか。読了までに数年はかかると思います。『本郷界隈』とか『沖縄、先島への道』など、そのタイトルだけからもう風景が匂い立ってくるようです。 そ... 2007.03.01 Book
Book 坂の上の雲 司馬遼太郎 全8巻をやっと読み終わりました。完成まで実に10年の歳月をかけたという大作です。秋山好古、真之兄弟、正岡子規という松山出身の3人を中心として、そこから日露戦争の全貌に挑みます。 最初のうちはこの3人の挿話を中心とした伝記的要素もかなりありま... 2007.02.25 Book
Book 僕が落語を変える 柳家花緑 祖父柳家小さんを祖父に持ち、師匠と呼んだ花緑の生い立ちから現在までを書き込んだノンフィクションです。人間国宝にまでのぼりつめた先代の小さんは、その存在が大きすぎ、花緑にはいつも羨望の対象でもありました。落語家一門の家に生まれた彼は当然のよう... 2007.02.24 Book
Book 教育力 齋藤孝 教育ぐらい難しい仕事はありません。まさに生きた人間を相手にする仕事だからです。今まで随分と教育に関連した本は読んできました。どれも大変刺激的で、その度に参考になったことはいうまでもありません。 著者は数年前からベストセラーを次々と出版してい... 2007.02.11 Book