Book 名人 志ん生、そして志ん朝 小林信彦 2001年10月1日、現代の名人、古今亭志ん朝が亡くなりました。その日著者を突然襲った大きな喪失感から、この本は始まります。もうこれで東京の落語は終わったと感じたと小林さんは書いています。志ん朝の発する言葉にはいさぎよさと美しさがありました... 2003.10.27 Book
Book 私が生きたふたつの「日本」 篠田正浩 映画監督、篠田正浩が現在の心境をありのままに綴ったエッセイです。その内容は驚くほどに暗いものです。皇国少年として生きた時代と現在とを比較しながら、つい最近公開したばかりの作品「スパイ・ゾルゲ」についても言及しています。自分がどのような血の中... 2003.10.07 Book