2004-07

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Book

臨場 横山秀夫

著者の本を読むのはこれで3作目になります。今回のものが一番感情移入できました。この作品はオムニパス小説の形をとっています。 唯一同じ登場人物は検死官の倉石という男です。ぷっきらぼうで誰にも媚びず、職務にはことの他に厳しい側面を持っています。...
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生きること演じること 神山典士 

副題に演劇人たちの人生、その光と影とあります。この本は小劇場系の俳優、演出家として知られる、古田新太、横内謙介、渡辺えり子などをはじめとして、いわゆる正統派新劇人 橋爪功、緒形拳、大竹しのぶ、市村正親までを網羅した、本当に切れ味のいい評論で...
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淳之介の背中 吉行文枝 

つい先日出版されたばかりの本です。発行元が有限会社港の人とあります。はじめて聞く名前です。 ここに描かれているのは、吉行淳之介と夫人文枝さんとの結婚生活の様子です。といっても彼は、途中から女優宮城まり子のところへ突然行ってしまいました。その...
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柳家小さん芸談 川戸貞吉 

五代目柳家小さんの芸談を集めた本です。小さんは昭和の名人と呼ばれた噺家の中で、最後まで生きて、その味わいを多くの人の記憶に刻んだ人です。 独特の風貌で落とし噺を得意としたのです。圓生の人情噺でもなく、文楽、志ん生の芸とも違う、彼独自のもので...
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