前座噺

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今年に入って、一昨日で3度、高座をつとめました。
プロじゃない身としては、まあこんなもんかなと思っております。
せいぜい本年も頑張りたいです。さて今までにやった3つの演目は、子ほめ、初天神、短命です。
この中で最強の前座噺はなんといっても、子ほめでしょう。
前座噺の特徴はあんまり登場人物が多くないことや場面転換が頻繁にないことなどがあげられます。子ほめは寄席でかからない日はありません。
笑うところが多く、ツボににはまるとよくうけます。
ぼくにとっても大切な噺の一つです。
ところでプロはどうなっているのか。
柳家では「道灌」。林家では「からぬけ」などから入ると聞いています。しかし実際にやってみると、「道灌」で笑いをとるのはなかなかに難しいです。
登場人物は八っつあんと隠居の他には何人も出てきませんが、内容が複雑です。
この噺でお客を笑わせることができれば、むしろ一人前なんじゃないでしょうか。
本当に難しい噺の一つだと思います。
真打ちが道灌でトリをとって思う存分お客さんを笑わせてみたいという気持ちもよくわかります。ところで、ぼくが最初に覚えた「金明竹」も代表的な前座噺です。
言い立てと呼ばれる長い台詞を間違えずに滑舌よく、お客に聞かせるというところがポイントです。
うまくいくと、必ず笑いをとれます。
これも大切な噺の一つです。
その他、牛ほめ 、 浮世根問、 寿限無、 たらちね、道具屋、転失気、平林など、いくつもあります。
どれもやってみると、簡単なものは一つもありません。昨日は柳家三三が昨年初めて入門を許したという、柳家小かじが「道具屋」をやりました。
師匠にどことなく口調が似ています。
毎日、脇できいているうちに、自然と似てくるものなんでしょうか。
声もいい。
これからの成長が楽しみです。
前座噺を終えて、さて次はどこへ向かうか。
これからも注目していきたいものです。

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