Book N女の研究 中村安希 N女という表現にとまどいました。 非営利法人に転職していく女性のことです。 それまでの報酬を捨て、高学歴の彼女たちがなぜ…。 民間セクターと行政セクターとの溝を埋めるため、つなぎ役になりたいとする彼女たちへのインタビューで全体が構成されてい... 2017.02.25 Book
Note トピアリー 起源は古代ローマ時代までさかのぼるのだそうです。当時の庭師が、生け垣に自分のイニシャルをこっそり刈り込んだのが始まりだとか。 一番てっとりばやいのは、なんといってもあのディズニーランド。ミッキーマウスをはじめとしたキャラクターのトピアリーが... 2017.02.23 Note
Book みかづき 森絵都 集英社 長編です。小説すばるに足かけ3年連載したものをまとめたものです。 文学的な香気というものからはやや遠いものの、多くの読者を得られるだろうと思います。 それは内容がまさに現代の教育の実情をえぐっているからです。 塾というものの草創期から今日ま... 2017.02.18 Book
お知らせ 如月寄席 来週の土曜日、聖蹟桜ヶ丘近くの公民館で一席やらせていただくことになりました。 実はここの落語会が、ぼくの初高座だったのです。 もう7,8年も前のこと。 先輩たちが一生懸命やっておいでよと応援してくれました。 その時のお題は「無精床」。緊張し... 2017.02.10 お知らせ
Note リヤドロ 今回ちょっとある場所で見たものの中で一番感心したのが、このリヤドロの作品群でした。それまでマイセンとか、ロイヤル・コペンハーゲンとか幾つかの陶磁器は見たことがあります。しかし、これははじめてでした。 花の造形が大変きれいです。ぼくはもともと... 2017.02.03 Note
Book 脊梁山脈 乙川優三郎 復員兵である主人公の心の軌跡とでもいったらいいのかもしれません。読後感がこれだけ爽やかな小説は久しぶりです。しかしそれはけっして明るいものではないのです。主人公に絡む2人の女性。一人は奔放な画家であり、もう一人は芸者です。 伏線には木地師と... 2017.01.31 Book
Note 円窓 鎌倉明月院の円窓はみごとです。こういうのを借景というのでしょうか。 風景をそのまま窓から見るというだけでなく、風景の中に切り口を入れてしまうというところがすごいと思います。 どこからこのような発想が出てくるのか。 明月院といえば紫陽花が有名... 2017.01.28 Note
Note 先島への道 司馬遼太郎の紀行文『沖縄・先島への道』を読んでいたら、急に懐かしくなりました。あれは今から17、8年くらい前かもしれません。突然先島諸島へ行きたくなったのです。あの頃は石垣島へいくのも大変でした。 那覇の空港も今ほどきれいではありませんでし... 2017.01.20 Note
Note 青いバラ かつて最相葉月さんの著書『青いバラ』を読んだことがあります。今から何年前でしょうか。彼女はこのノンフィクションを書くために3年をかけたとか。どうしても青いバラの存在が気になって仕方がなかったそうです。 世の中に出回っている青いバラは、正確に... 2017.01.15 Note
Book 天人五衰 三島由紀夫が亡くなる9ヶ月前に行ったインタビューが、未発表のまま残っていたという記事がありました。彼はそのテープの中で自分の文学について語っているそうです。 「僕の文学の欠点は、小説の構成が劇的すぎることだと思う。ドラマティックでありすぎる... 2017.01.12 Book
Note かまわぬ 鎌と輪の絵に「ぬ」の文字を合わせて「かまわぬ」と読みます。なるほどそういわれてみると、確かにそうとも読める。こういうのを判じ絵というのだそうです。 元禄の頃、町奴達が好んで身につけていたとか。その後歌舞伎役者の七代目市川団十郎が舞台衣装に用... 2017.01.09 Note
Note 清里 ふと立ち寄る気になりました。 今から30年以上も前に泊まった清里のペンションです。 ここから白駒池、蓼科、霧ヶ峰に向かいました。 開業した年だったそうです。今の経営者は若夫婦。 あの時のオーナーはすでに引退しておりました。 しかしナスタチウ... 2017.01.08 Note