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ニッポンの男たち ミュリエル・ジョリヴェ 

副題にフランス女性が聞いたホンネの話とあります。筆者は上智大学で東洋学を教えている女性です。 この本のおもしろさは、筆者が直接インタビューして、さまざまな経歴の男性から、会社、夫婦、父親、性などの話を聞いた点にあります。 とくに興味深かった...
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百の旅千の旅 五木寛之 

五木寛之の本は高校時代から読み続けています。あの頃は『ソフィアの秋』『内灘夫人』などという小説が好きでした。ほとんど、当時の著作は読み尽くしたといっていいと思います。 それだけぼくにとっては親しみのある作家です。今回もこのエッセイを読みなが...
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視聴率の戦士 伊藤愛子 

テレビの世界で働く人には以前から興味がありました。 あれだけの番組を毎日作り続けるには、よほどの潜在的能力が必要でしょう。 ぼく自身、最近はあまりテレビそのものを見ることはありません。それでも、そこで働く人間には大いに関心があります。 この...
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ルポ「まる子世代」 阿古真理 集英社 2004年2月

1964年から69年に生まれた女性たちのことを「まる子」世代と呼ぶのだそうだ。 豊かさが頂点に達した80年代、彼らは社会に飛び出し、その後バブルの崩壊が起こる。それと同時に男女雇用均等法ができ、総合職につく人の数も増えた。 しかし第一線で働...
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「リアル」だけが生き延びる 平田オリザ 

著者はワークショップで新しい演劇の手法を試み、着実に伸びてきた劇団「青年団」を主宰しています。 最近ではフランスなどでの公演も高い評価を得ています。 一言でいえば、「静かな演劇」といえるでしょう。世界をどうみているかを表現するのが、演劇であ...
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アジアの孤児でいいのか 姜尚中

著者の姜尚中さんは政治学、政治思想史の研究者として大変有名です。新聞やテレビなどのマスコミにもよく登場します。 この本はある機会に知人から勧められました。ウェイツという会社名はその時はじめて聞きました。日本の現在の問題を次々と多くの気鋭の評...
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きっと「イエス」と言ってもらえる シェリー・ブレイディ 

心温まる本です。原題は「私がビル・ポーターから学んだ10のこと」です。ここに登場する主人公、ビル・ポーターは脳性まひのため、手足が不自由で言葉がうまく話せません。ネクタイも自分一人では結べないのです。 出産の時、鉗子を使ったのがいけなかった...
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先着順採用… 松浦元男 

本のタイトルがあまりに長いので、正確に書きます。 『先着順採用、会議自由参加で世界一の小企業をつくった』というのが正式なものです。 著者は世界で最小、百万分の一グラムのプラスチック歯車をつくった樹研工業という小企業の社長です。この会社は10...
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月は東に 森本哲郎 

タイトルからわかる通り、蕪村について書かれた本です。しかしそれだけではありません。森本さんの漱石好きな面が、あちこちに顔をのぞかせています。 副題に蕪村の夢、漱石の幻とあるごとく、これは二人の横顔を別の面から見た評論になっています。 漱石は...
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俳句という遊び 小林恭二 

随分昔に読んだ本をまた引っ張り出しました。読後感からいえば、あの頃よりもずっと面白いです。これだから本というものは不思議なものなのです。 著者は安部公房によく似たタッチの『電話男』という小説で突然文壇に躍り出た人です。かなり前なので、もうほ...
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二度生きる 金子兜太 

俳人金子兜太の自伝です。彼は子供の頃から俳句と親しみました。父が大の愛好家だったのです。その影響もあって大学時代も経済の勉強をするかたわら、俳句を詠んでいたといいます。卒業後、日銀に入り、3日後には休職、そのまま激戦地トラック島へ送られます...
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輝く日の宮 丸谷才一 

丸谷才一の本は10年ぶりだそうです。前作の『女ざかり』は新聞社の女性論説委員の話で面白いものでした。その後、吉永さゆり主演の映画にもなり、話題作となりました。しかしあれからもう10年が経過したとはとても思えません。 それほどに10年という歳...
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