落語

スポンサーリンク
落語

前座

今や、前座という言葉はどこでも通用する。噺家になるにはどうしても通らなければならない通過儀礼みたいなもんか。 いいかげんなぼくなぞには、とてもできません。 すぐにしくじって破門でしょ。 昔は出世をすると、収入が減るのでむしろ降格をしてもらい...
落語

根多帳

ここに掲載したのは相当に不思議なメンバーばかりの根多帳です。普段の寄席じゃ考えられないね。 たまにはこういうのもいいでしょう。 前座は大変です。次々と書き込まなくちゃいけないしね。 噺のタイトルがわかんない時は、先輩に訊くしかありません。 ...
落語

内儀さんだけはしくじるな…

かみさん、カミサン、内儀さん...。いろいろと書き方はある。しかしここが肝心なところだ。 なんたって修行中はなにからなにまで、おかみさんの世話になる。 最近でこそ、内弟子なんてことはほとんどないけれど、かつては同じ屋根の下で暮らしていた。 ...
スポンサーリンク
落語

落語家はなぜ噺を忘れないのか

落語家だって人間です。そんなにいつまでも同じ噺を覚えていられるものじゃありません。なんて言ったら怒られるかな。 でも本当のことだから仕方がない。 プロの噺家さんでも腹に入るまで、何度も何度も高座にかけるのです。 だから寄席に出る。お客様の反...
落語

一声、二節

浪曲、落語など伝統芸能の世界では、一声、二節とよく言われます。つまりまず声が大事で、その次にリズムやメロディが来るのです。 声がいいというのもなかなかに複雑で、俗に散ってしまう声よりも、まっすぐに通る声がいいといわれています。 声楽家と違っ...
落語

芸は砂の山

六代目三遊亭圓生が生前よく口にしていた言葉だそうです。これはぼく自身の経験でもありますが、馴れてくるとどうも噺がうまくいかないということがあります。もちろん、そんなにたくさん話している訳じゃないけど、やっぱり稽古をしたりしていると、それなり...
落語

襲名

芸人は顔と名前を覚えてもらうのが一番です、とよく噺家はいう。では名前というのはどうやって決まるのでしょうか。 普通は入門する時、師匠が自分の高座名の一文字と、入門者の名前の一文字を合わせたり、あるいは一門の前座名で、まだ使われていないものを...
落語

真打

真打の話です。ここにあげた写真はいずれも落語協会のもの。落語芸術協会にも当然今年新しい真打が誕生しました。 しかしマスコミの扱いは断然、落語協会の方が突出していました。特にこの春の春風亭一之輔フィーバーはすごいものでした。 真打とはそも何か...
落語

まくら

高座に上がってみるとわかりますが、まくらをどう語るかというのは大変に難しいものです。 その日の演題にすんなり入っていくための道具という見方もできますし、お客様の心をつかむ踊り場ともいえます。 あまり退屈でつまらないと、逆効果になってしまうこ...
落語

寄席文字

寄席文字というのは、歌舞伎の勘亭流とも少し違って、なかなかに味わい深いものです。 いいですね。好きだな。 この字体をみているだけで、なんとなく江戸の風を感じます。 反権力の象徴のような字体だともよく言われます。 特徴はよくいわれるように隙間...
落語

現代落語論

彼の存在は誠に複雑です。 肯定するする人もいれば、否定する人もいる。とにかくいつでも話題を提供してくれる噺家でした。 業のままに生き、だれにも死に顔を見せずに亡くなりました。 きっと心のやさしい人だったんでしょう。 その分、強がっていなけれ...
落語

圓朝まつり

今年もまた圓朝まつりの季節がやってまいりました。 なんでこの偉大な噺家は、ばかみたいに暑い季節に亡くなったんでしょう。 圓朝については正岡容と小島政二郎の二人にすばらしい作品があります。河出文庫に入れてくれたのもありがたいね、 総じていえば...
スポンサーリンク