落語

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神田連雀亭

古今亭志ん輔師匠が主宰の神田連雀亭。 いよいよ11日から開業ということになりました。 二つ目専門というところが、斬新です。 やっと前座から二つ目になった途端、仕事がぴたりとなくなるというのがこの世界。 高座にあがりたくても、なかなかチャンス...
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子別れ

名作です。 こういうのを落語というのではないでしょうか。 古典落語の演目の中でも一際すぐれたものです。初代春風亭柳枝の創作です。 四代目柳家小さんの手を経て磨かれた人情噺です。 今では柳派に限らず、多くの噺家が演じます。 志ん生、圓生、小さ...
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吉朝庵

上方の噺家についてはあまりよく知りません。 どうしても江戸落語に傾きがちなのは、東京の文化により親しんでいるからでしょう。 しかし落語の稽古を始めてみて、予想以上に上方の噺が江戸に流れこんでいることを知りました。 もちろん題名だけでなく、場...
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落語こてんコテン

以前に『落語こてんパン』の紹介をしました。これはその続編として出版された本です。 例によって50本の噺が紹介されています。 ポプラ社のウェブマカジン「ポプラビーチ」の連載を加筆訂正したものです。 内容は町内の若い衆、かぼちゃ屋、唐茄子屋政談...
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宗論、かんしゃく、堪忍袋

「宗論」「かんしゃく」といえば、今や古典の部類に入る噺です。 先代文楽の「かんしゃく」や小三治師匠の「宗論」を聞いていると、実に愉快そのものです。 しかしできたのはそれほどに昔のことではありません。 作者はだれかといえば、ここにあげた益田太...
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親子で楽しむ落語の時間

落語は親子で楽しむものなんです。多分。 寝る前に親が枕元で話して聞かせ、子供が時に笑いながら、安心してすやすやと寝る。 童話とおんなじです。 ところでもっとすごい本が講談社から出ています。 『決定版 心をそだてる はじめての落語101』とい...
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円朝の女

松井今朝子の本は以前にも『仲蔵狂乱』を題材にして、この欄でも紹介したことがあります。 この『円朝の女』もそうした系譜に属する本の一冊です。 ただし書きぶりは直木賞受賞作『吉原手引草』の方に近いかもしれません。三遊亭円朝という噺家に関わった5...
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梅の家の笑子姐さん

柳家小三治師匠もかなりのお年になられました。 落語協会会長という大役を無事に果たされて、今頃は安堵なさっていることでしょう。 元々、噺家というのは一人稼業です。 まとまるはずもない。 そこをなんとか折り合いをつけていこうというのですから、か...
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狂い考

個人的な感想ばかりを書いて、このブログもかなりの分量になりました。 自分メディアというものの本質はそんなもんでしょう。 今日はいつもとちょっと趣向を変えまして、狂うということについて考えてみます。 落語三百年の伝統とよくいいますが、最初の頃...
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大落語論

柳家権太楼という噺家はとにかく寄席を大事にします。 きっとあの空気、気配が好きなんでしょう。 そうとしか思えません。 高座の数も年に400回とか500回とか、いや600回は超えているという話です。 膝を悪くしたり、入院したり、あちこち具合が...
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怪談噺

いよいよ怪談噺の季節になります。 元々落語は滑稽噺が中心ですが、江戸では人情噺も盛んでした。 そこへ顔を出したのが怪談噺というわけです。 いわゆる怖いもの見たさというところかもしれません。 高座に背景を用意し、音曲を入れたり、小道具や照明な...
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萬事気嫌よく

桂枝雀が亡くなって15年が経ちました。 月日は容赦ないものです。 1999年4月でした。 鬱病との戦いの果てに自死したのです。 先日も枝雀ワールドを掘り下げた2時間番組の再放送がありました。 亡くなった後も、彼の芸に対する評価が、落ちること...
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